【ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート】「今試されるマクリ政権の経済改革政策:ペソ急落の背景と今後の見通し」(上)桑山幹夫
僅か一か月余りで、アルゼンチンでペソが急落している。今回のペソ下落は米国の金利の引き上げがきっかけで外資の流出が加速したためとの見方がある一方で、アルゼンチンが抱える大きな財政赤字と経常収支赤字の双子赤字、急増する対外債務ならびに頑強なインフレ圧等の国内要因に起因するとの見解が有力視される。本レポートは、今回の経済・金融混乱が起きた理由を内的要因に焦点を当てて考察する。レポート(下)では、近年の経済動向を国際収支 (貿易収支、経常収支、金融収支))の観点から詳しく考察したうえで、対外不均衡と対外債務との関係を明らかにする。アルゼンチン経済が持続的可能な成長を遂げるにはマクリ政権がどのような政策を打ち出していかねばならないのか、新しい政策路線を模索する。今後の展望についても言及する。
ファイル名(File Name) | 今試されるマクリ政権の経済改革政策:ペソ急落の背景と今後の見通し_上_桑山幹夫.pdf |
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ファイル容量(File Capacity) | 927 KB |
バージョン(Version) | 1 |
作成日(Published) | 2018年6月19日 |
ダウンロード回数(Downloaded Numbers) | 142 回 |
カテゴリ(Category) | ラテンアメリカ・カリブ研究所レポート |